VPDへの取り組み
当院はVPDを応援する医療機関です
VPDのことはご存じでしょうか?しらない?とお答えになる方も、じつはすでに実施されていますし、とても身近な予防医療なのですぐにご理解いただけると思います。ひらたく言えば予防接種によって防ぐことのできる疾患を適切に予防するという考え方です。
VPDとはVaccine Preventable Diseasesの略で、世界保健機構(WHO)が地球規模で進めている予防医療プロモーションです。NPOのVPDのサイト(Know VPD! – ワクチンで防げる病気(VPD)を知って子供たちの命を守る (know-vpd.jp))はWHOが認定しています。
日本は世界で最も質の高い医療サービスを享受できる先進的な国であることはみな知っていることですが、こと予防接種に関して言えばずいぶんと遅れている分野も少なくありません。予防接種は新生児から始まり65歳以上の高齢者まで幅広くその内容や対象疾患を変えながら実施されることが望まれますが、すべての予防接種や医療行為には残念ながら事故や副作用がつきものです。
予防接種を受けるかどうかは個々の選択です。しかし、昨今どうしても事故や副反応への報道や主張に関心が集まりすぎて、本来世界では常識となっているワクチンに対してまで過剰な心配や風評により忌避されて未然に防ぐことができる疾患まで受ける機会を逃して、重症化する結果になることが散見されます。
当院では、現在世界でもっとも信頼されている予防接種プログラムを紹介して、お子さんからお年寄りの方まで安心してワクチンを接種できる体制と情報の提供に努めています。
■こどものVPD;乳児から思春期まで
■おとなのVPD; 10歳代から60歳代まで
この他にも60歳以上で接種が勧められるRSウイルス感染予防のアレックスビーなどもあります。